大腸ポリープを取ったテニスおばちゃん

テニスの話と、大腸ポリープを取ったら腸に穴が空いた話

2度目の大腸内視鏡検査

前回の大腸内視鏡のときは結果問題なしで、次は3,4年後にやればいいよ、と言われていた。

が、明らかに4年を過ぎている。

そろそろだよね〜、と思いつつ放置していたら、人間ドックで便潜血が出た。

すぐに内視鏡検査やった方がいいですよ、紹介状書いておきますね、とのこと。

えー、最近食べ過ぎたかな?飲み過ぎたかな?そういえば、仕事中の間食が多くて腸を休ませる時間がなかったかも。

などと己の生活を振り返ってはみたものの、前回の内視鏡検査も結果的に問題なかったし、大丈夫でしょ、と思っていた。

 

数日後、実家の親にその話をしたところ、すぐさま検査の予約をしろと強く勧められた。

ちょうど母も最近大腸内視鏡をやったばかりらしく、検査中に小さいポリープを2つ切除してもらったらしいのだ。

「いい病院だったから教えてあげる。40代以降は大腸がんが多いんだから!」と言われた。

確かに調べてみると、大腸がんは最初は自覚症状がないと書いてある。前回の内視鏡から何年経ったかも覚えてないし、ここは母の勧めに従うべきだろう。

 

ちなみに何年か前に健康診断の結果が悪く、それを母に伝えたところ、一言「運動不足ね」と告げられたことがあった。

確かに思い当たることしかない。コロナ禍でテレワークが続き、唯一の移動は保育園への往復程度。家でパソコンの前に座りっぱなしである。

それをきっかけに、朝のウォーキングと、テニス教室通いを始め、健康診断の結果も持ち直したのである。

特に健康面に関しては先人の意見はよく聞かねばならない。

 

そこで、母からの猛プッシュ(もう予約したか!と毎日聞いてくる)もあり、隣駅の大腸内視鏡専門の検査病院を予約した。

 

小さいポリープであれば検査中に取ってしまえる、などの説明を聞いたのち、下剤を飲む小部屋へ。

前回やった病院は家で下剤を飲んでくる方式だったのだが、今回の病院は自宅と病院を選べる。そこで、病院で飲んでみることにした。

小部屋はテレビや、Netflix完備の完全暇つぶし対応された部屋。しかし狭い!イス一つがピッタリ、プラスアルファくらいの広さで、入り口はカーテンで仕切られている。

大手スーパーの衣料品コーナーにある試着室くらいの広さで、足をダラーっと伸ばすと廊下に出てしまう。

お隣さんが「まだびくともしないわ〜」なんて喋ってるのもよく聞こえる。

まあ、下剤飲むだけなので特に困りはしないのだが。

 

とはいえ、できたばかりのきれいな施設で、看護師のお姉さんも若くてきれい。

何して過ごそうかなぁ〜、ウフフ。と思いながら下剤ドリンクスタート。

下剤コップ2杯につき、水もコップ1杯。それを一定のペースで飲み続ける。

前回飲んだ時は水はなかったのだが、飲む量は増えても明らかに水がある方が楽である。

スポーツドリンク風味の下剤の味は途中からとても飽きてくるのだが、それを水がさっぱりさせてくれるのだ。水、おいし!と心から思った。

 

下剤1リットルをクリアし、立ってお腹のあたりをクネクネさせていると、ようやくお腹がゴロゴロしてきた。

何度かおトイレと往復した後、きれいなお姉さんにお見せするのは少々気が引けたものの、見せろ見せろと言うのでご覧いただく。

2度目でようやく合格が出たので、「お隣さん、お先」と心で呟きつつ、検査着に着替えて検査室へ。

 

そこからは点滴で一瞬でふにゃふにゃフニャとなり、、、次の瞬間検査終了。フラフラしながら着替えを済ませて待合室へ。

ところが、検査結果は意外なものだった。

「大きいポリープがあってここでは取りきれなかったので、病院を予約して取ってきてくださいねー。紹介状書いておきますねー」

写真を見ると、うおう、割とグロい。前回の内視鏡ではつるりとしていた大腸内部に、一部大きなひだのように盛り上がる部分があり、確かに血も出ているようだ。これが便潜血となるのか…

 

私は慌てふためいて、紹介してもらった病院へ急いだのであった。