大腸ポリープを取ったテニスおばちゃん

テニスの話と、大腸ポリープを取ったら腸に穴が空いた話

2回目の検査の日・その2

待合室でのんびりとマンガを読みながら待っていると、検査着へのお着替えの案内があった。
浴衣みたいな上衣と、おしりに穴があいた不織布おズボンにお着替えである。
脱いだ服と荷物をゴロゴロ移動できるカゴに入れると、いよいよ検査室へ。

 

下剤のせいでもう結構疲れている。
やれやれ、あとはベッドで居眠りしていれば終わる。
点滴の管を刺され、大腸の動きを抑える薬とやらを注入され、おしりにゼリーつけまーすと指を突っ込まれ「うおう!」となり…
あれ?かつての内視鏡検査ではこんなショックは受けなかったのだが?まずは鎮静剤では??

 

あのー、早く鎮静剤を。
と思っているうちに、「管入れまーす、ゆっくり深呼吸して〜」と言われる。
あれ、やはり様子がおかしい。
まさかとは思うが、今回の検査は鎮静剤なしなのか?
などと青ざめているうちに、管を入れられた。

うわあああーーー
ふーーーはーーーふーーーはーーー
もう唯一のアドバイスである深呼吸をするしか、私にできる事は無い。
先生の指示で、看護師さんが腸を上から押さえる。そうすると少し楽になる気がする。
しかししばらくすると先生が「手離して」と指示する。
するとグネグネした感じが直で伝わってくる。
うおおおお、いて、いてててて!!
はーい、ごめんなさいねー、深呼吸してー
あだだだだあぁーー
はーい、痛くしてごめんねー、力抜いてねー
すーーーはーーー
はーい、1番奥に着きましたー、もう痛いことはないですよー
ファ、ファイ…


ムズムズムズ
ひたすらおしりが不快だ
でももう痛くないし問題ない、
いや、問題ある、不快だ
人々はなにを喋ってるのだ
パチーンとかいう音したの何
まさか何か切った?
そんなバカでかい音しないよな
まあ、何したかとか聞きたくもないけど

そして、も、もう我慢の限界だ。そろそろ怒るぞ!と思い始めた頃、スポンと管が抜けて検査が終了した。

お、お、終わった。。。
どれくらいの間私はこの辱めを受けていたのだろう。
なんて考える暇もなく、すぐに立たされ、靴を履かされた。
そして、軽い足取りの看護師さんについて、よれよれとその部屋を出た。

 

待合室に戻ると、他にもたくさん患者さんが座っているのに椅子の上にペット用シーツみたいなものを敷かれ、椅子が汚れないようにこの上に座ってね〜と大声で言われた。

これじゃまるで、おしりから何かが出ちゃっている人みたいではないか。涙。