大腸ポリープを取ったテニスおばちゃん

テニスの話と、大腸ポリープを取ったら腸に穴が空いた話

会社の人とテニス1

テニスを始めて数カ月経ったころ、そろそろ行きましょうと会社の同僚がテニスに誘ってくれた。

ほかの同僚2名も誘ってくれて、計4名である。

場所は予約の取りやすい千葉県某所のテニスコートを手配してくれた。

初乗車の東武アーバンパークライン野田線ね、と思いながら乗り、聞いたことない駅で下車、指定されたテニスコートへ。

夏を過ぎたがまだまだ暑い時期だったので夕方スタート、2時間くらいやったら飲みに行くという計画だ。

 

着替えを済ませるとテニススタイルの同僚が3人待っていた。会社にいるときよりはるかに強そうである。

そして企画してくれた同僚がバッグから取り出したのが新品のボール。

テニスボールは使ってるうちに空気が抜けてきてしまうので、こういった試合のときは新品を開けるものなのか…!

 

最初は4人でウォーミングアップの打ち合い。

誘ってくれた同僚が仕切ってくれて、いろいろな種類の打ち方で4人で打ち合う。

いきなり試合をするとケガする可能性があるので、こういったウォーミングアップをするのが常識なんだろうか・・・すべてが初なので勉強になる!

 

そしていよいよ試合である。ダブルスで試合スタート。

サーブを打つ人が、フィフティーンラブ。とか言っている。

ええ、各自得点を覚えてないといけないの?!

まあ、得点係とか誰もいないしね…

大変申し訳ないが私はどっちの得点になったか見逃すこともあるし、直前の得点を記憶していることもできない上に、ラブってなんだ?状態だったので、得点のカウントは外の3名にお任せした(ちなみにその後ニンテンドーswitchのテニスゲームを買って数え方だけはマスターしました…)。

 

いやー、緊張した。

得点カウントがよくわからないのもあるし、他3名が全員中級以上で上手なのだ。

私が通っているテニススクールでは中級が最上級である。サーブ入らなぁい、なんてふざけた発言をする人は誰もいないのだ。

 

サーブはみなさん容赦なくギュイーンと曲がるやつでくるし、正直何をしたかよく覚えていない。

途中からはシングルスに切り替えて私は観戦していたような気がする。

試合が始まってから記憶にあるのはグインと曲がるサーブがすっ飛んでくるところと、打ち遅れて球が上のほうにすっ飛んで隣のコートに入っちゃったのを同僚が素早く回収してくれたことくらいだ。

 

「いやー、思っていたより上手でしたよ!」となぐさめてくれる皆さん。

わざわざ私のために(じゃないかもしれないが)遠方から千葉まできてくれてありがとう。私の地元じゃないけど。

しかし普段の初心者クラスでは体験できない、ほんとに貴重な体験ができてすごくよかった。普段の集中力の5倍くらい使ってサーブを受けた気がする。

負けず嫌いだったり、闘争心あふれるタイプだったりすると、こういった緊張感がたまらないのかもしれない。

私は正直、おばさん同士でのどかに打ち合っているくらいでいいや、と思っているので、初心者クラスから抜け出する日は遠そうである。